高岡は美しい
富山県高岡市の山町ヴァレーは土蔵造りの街並みがのこり店舗やレストランなどにうまく活用できているのにガラガラでした。途中のハンコ屋さんのおじさんに「人がいないからゆっくりしておいで」といわれるほどほんとうに誰も歩いていない‼︎しかも飲食店はスタッフがそろわず夜はあるていどの予約がなければ基本営業しないと。そんなことってあるの⁇あるんですよ(笑)だから狙い目です。



山町筋とよばれるとおりに面した商家さんは300円で一般開放しており案内のおじさんが調度品や豪華な仏壇の説明をしてくれます。北前船で財をなしたおたくで、銀行やガス会社など手広く事業をし貴族議員もされて(太宰治の実家と似てますね)現在も子孫の方がお屋敷のうらに住まわれています。重要文化財に指定されてますし税金が大変でしょうね。笹にリンドウが女性の家紋だそうでお琴のカバーにもついていました。


仏間には干支の印のおりんがありドレミ〜の音階を奏でることができます。自分の干支を鳴らすと運気アップするそうです。渋沢栄一の書が飾られ彼に書家の側面があったことをはじめて知りました。明治の火災から防火性能に優れた土蔵造りに再建され大金を投じて建てられたおうちは鯱鉾(しゃちほこ)や雪割(ゆきわり)雷紋(ラーメン丼のぐるぐる)が施され防火と雪害の両方に対応してあります。個人的には欄間の透かし彫りがおもしろかったですね。

近くにはランチできるお店やカフェもありますから昼の散策にはぴったりですよ。積極的な宣伝もしていないし騒がしい観光地とちがいゆっくりできるはずです。