更年期の特徴的な症状にホットフラッシュや真冬でも滝のような汗をかく、寝汗などあります。
加齢に伴い自分の意思で汗のコントロールができにくくなるんですね。
気が上に昇っていくからといわれています。
御多分に洩れず私も寝汗が酷く、真冬でも起床時はパジャマがびっしょりになるほどでした。
そのままにしておくと冷えて風邪をひくので、乾いた服に着替えてすぐ洗濯機に放り込むようにしていました。
この不快な症状いつまで続くのかなぁ。
寝汗は特に病名があるわけでもないけれど、漢方カウンセリングで五苓散(ごれいさん)と防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)を処方されました。
気血水のバランスを取るため、その時の私に合う銘柄でした。(当時は他に浮腫みや胃のぽちゃぽちゃ感など水滞の症状もありました)
効果はすぐ現れて寝汗から解放されました。
その後、遠距離介護や相続手続きや母の入院などのストレスで機能性ディスペプシアという、みぞおちのつかえに悩まされまた寝汗が始まりました。
今度は西洋薬にプラスして補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を処方されました。
こちらもすぐ効果が現れました。
温度差のある場所の移動を短時間で繰り返す生活は、思いのほか負担でなにかに頼らなければ正常を保てません。
もともと消化器系が弱いのに冷たいもの、甘いものが好きでよく食べていました。
今年の酷暑は3歳から飲んでいたコーヒー断ちをし(コーヒーの苦味が身体を冷やすため)冷たい飲食物を極力避け、できる範囲で自分を労ってみました。
やってすぐ結果の出ないことは敬遠しがちですが、今になって薬のせいか養生のせいかわかりませんが少しだけ身体が楽になった感覚です。
どの組み合わせが正解、というのはありませんが、毎日の小さな工夫と充分な睡眠、運動、私の場合はプラス鍼灸を含む漢方治療と西洋薬でなんとかなっています。
漢方の大家が執筆した本によれば「腹を立てない」ことも健康には大事だそうです。
怒りは他人の間違いを正すために自分が損をするようなもの、らしいです。