とてもセンスの良い器のお店に立ち寄ると、そこでコーヒーも飲めるというのでご馳走になりました。
各地の作家さんの品の良い普段使いにちょっとお洒落な器が並べられています。
〇〇焼きというジャンルにこだわらず気に入ったものを仕入れているようで、ネックレスやピアスなどのアクセサリーもありました。
私は湯冷ましが気になりましたが買わずに眺めるだけにしました。
オーナー女性(菅野美穂さん似の美人)とお喋りしていると聞きなれない店名なのに気づきました。
「かはほり」というその名前はなんと蝙蝠(コウモリ)の別名で幸福が片寄る→福がやってくるという意味で中国でのラッキーモチーフなのだと教わりました。
え、そうなんだ⁉︎
半世紀生きても知らないことばかりです。
日本だとコウモリにいいイメージはありません。私の実家近辺でも夕暮れ時に現れベランダに住み着いていた時期もあります。
ところ変われば捉え方も違って紋章として腕輪や花器に刻まれた写真を見せていただきました。
中国語を習っているのに知らなかったのですから次回先生に質問してみます。
コウモリが夏の季語だというのも初めて知って
「かはほりの天地反転くれなゐに」
夜行性のコウモリが夕刻に飛び立つ様子を詠んだ俳句を見つけました。天地と昼夜が反転するのをかけているんですね。
楽しいものを捉える私のセンサーもかはほり並みに悪くないんじゃないかと思った午後でした。