憧れのリス
当時のアニメかなにかで憧れたんでしょうね、ペットを飼っても責任持ってお世話する意識など皆無だったのに。小学校低学年のある日、平日の藤崎デパート(仙台の百貨店)へ父と2人で出掛けて可愛らしいリスを買ってもらいました。ケージや餌など付属品も一緒に買いました。
げっ歯類をなめてはいけない
冷静にみればふつうにネズミですからね、鋭い前歯で噛まれたら怪我しますよ。可愛いだけじゃありません。しかし両方のほっぺにひまわりのタネを詰め込んだお顔はとても愛らしい姿でした。
いつでも餌いっぱいにしていましたがほっぺの内側にひまわりのタネがあれば飢え死にしないことを本能的に知っているようでした。学校帰り神社の裏手の樫の木の下でどんぐりを拾うのが私の日課でした。帰省のたびお詣りに行くとどんぐり拾いや狛犬さんにさすって右手の水イボが治ったことや夏祭りの記憶がよみがえります。
なんだかずいぶん遠回りしてきたけど自分の原点や居場所ってずっと変わらずにあったんだなぁと思えますね。