蝋梅談義
いつも楽しみにしているみごとな蝋梅のあるお宅の前を通るとたまたまその家のご主人がわんちゃんの散歩に出るところでした。「綺麗ですね」とはなしかけると「九州で買ってきて実生(みしょう・種)から育てたんです」などこれまでの経緯をおはなししてくれました。40年ほど育てたもう1本の親木から分かれて10年ほどでたくさんの花を咲かせ道ゆく人の目を楽しませています。
テプラで名札をつくり枝にさげて通りすがりの人に名前がわかるようにしています。そばに匂い椿(肥後椿)の樹もありとてもいい香りがします。本当に好きで大事にしているんですね。ほしい人にはおすそ分けすることもあるそうです。
私の知るかぎりでも蝋梅には3種類ほどあり素心、満月、福寿というらしくそれぞれ微妙に色が違うようです。たしかに色の濃い花と薄い花と樹によって違うなぁとは思っていました。ご主人によれば四国のみかん栽培をやめたところが山一面が蝋梅でみごとな黄色だと教えてくれました。そんな場所があるなんて‼︎生きているうちに行きたい場所の候補が増えましたね。