中国語と少数民族
ミャンマー勉強会で講師の方の書籍を読んで忘れないために書いておきます。あまり報道されない中国、ラオス、タイに隣接するゴールデントライアングル地帯の取材に興味を持ちました。なぜなら私の中国語の先生が中国側から入国したと話していて「どうやって行ったの⁇」と聞くと中国側のタクシードライバーにお金を握らせて国境の壊れたフェンスから入ってくれと頼んだというのでそれを裏付けるような内容だったからです。
書籍によれば中国国境付近のシャン州は中国語も人民元も使えて漢字の看板がふつうにあるそうでやはり本当だったんだと確信しました。このエリアはワ自治区と呼ばれる独立国家で少数民族ワが暮らし自治管区は人口約60万人、広さは10000平方kmぐらい。なんとミャンマー語が通じないといいます。独自の言葉で生活しているんですね。取材でワ語からミャンマー語さらに英語に訳してもらうなどかなり手間取ったようです。
街の中心部にはカジノなどの賭博場があり中国の雲南省ナンバーの車が目につくのだとか。中国では禁止されていますからちょっとお隣まで遊びに行く感覚なのでしょうか。視覚障害者用の点字ブロックの歩道もあり中国資本が入っているようです。ミャンマー奥地の外国人がなかなか入れないエリアは中国の一帯一路構想の重要な拠点になっているんですね。私ももう少し勉強しなきゃ。