直接おはなしする
魚は銚子港からくる行商人さんから、野菜は農家さんの直売所でなるべく買うようにしています。生産者さんと直接おはなししながらだと調理方法まで教えてもらえて満足な買い物ができます。そもそも自分の判断だけじゃ手にとらないものもチャレンジしようという気になるのですから。

すでにある材料の調理手順ならいくらでも調べられる時代ですが、なじみのない食材にわざわざ飛びつくのは心に余白がないと無理です。いつも慌ただしくスーパーで必要なものだけさっさと買ってとか、届けてもらってだと「おすすめされる」ことがないですからね。未知の部分ってまだまだたくさんあるはずなのに。
銚子の行商人さんのお客さんはグループがあり毎週同じメンバーと会うため生存確認みたいな役割りにもなっています。地域コミュニティが機能していない都会では貴重なんじゃないかな。あまり貝を食べなかったのに絶品のハマグリをすすめられカレーにするとこれまで知らなかった味覚に出会えました。ノドグロなどあまり出回らない魚も手に入ります。
きのうはウォーキング途中の農家さんで大きな袋で売っているきゅうりを食べ切れる自信がなく、横にいたお客さんとシェアするという温かい体験をしました。生姜と一緒に浅漬けにするそうです。こういうやりとりがいいですよねぇ。そんなことする時間ないよという方、私もずっとそうだったんですよ。豊かさを突き詰めていったらこのライフスタイルになれたんです。