自分で死期を悟っても周りに打ち明けるかどうかはその人次第です。
いわれたほうも「え、なにいってるの?」という対応しかできないでしょうけれど、もしなんとなく予感があるなら面倒そうなことは前倒しでお子さんなどに引き継いでおきましょう。
あまり長くないなと漠然とわかっていても、預貯金や不動産関係のややこしい話をきちんと説明している人は少ないのではないでしょうか。
人に話すって案外労力がいるんですよ。しかも理解してもらえるように説明するには気力も体力も必要です。
それは健康なときでないとできません。
私は父に「もし急な入院が必要になったり母になにかあったらこうしてほしい」という要望とともに公正証書遺言書を託されていました。
父はあまりにも突然旅立ったので言い残したこともあったかもしれませんが、何年も二人三脚で母の介護にあたっていたので、それほど要望と離れたことにはなっていないと思っています。
なにかあまりにも外れていたら、それなりの結果や矯正せざるをえないできごとが起きるはずですから、今のところオーケーだと判断しています。