のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

認知症介護は想像を絶する地獄

誰にでも起こりうることなんだ

孫が認知症の祖母を殺害といういたましい事件がおきましたが孤立無援の介護でさぞかし苦しかったろうと思います。まだ22歳の若い女性がまともなサポートも受けられず大好きなおばあちゃんに手をかけてしまった。

https://mainichi.jp/articles/20201104/ddm/041/040/101000c

周囲の大人の責任は重いですよね。みなそれぞれ多忙で介護だけに時間をさける人がいなかったようです。

自分ごととして捉えよう

認知症の母を遠距離で10年介護し卒業した今だからわかることもたくさんあります。同級生より10年早く介護がはじまり10年早く卒業したからこそ当時の気持ちを冷静に振り返れるのです。

 

あんなにきちんとしていて厳しかった母が失禁しながら連日徘徊するようになった。毎日が警察沙汰。いつも私を批判めいた言葉で思い通りのレールに乗せるのに必死だったのに。役に立たなければ評価されなかったのに。

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それでもこの人に愛されたくて頑張って、けれどほしい愛が手に入らなくて諦めて距離をおき自分の生活が破綻したタイミングで実家へ戻るとアルツハイマーを発症していた。

 

できすぎた話ですよね。誰かの脚本かよ⁇と思うほどですがそうなるようにプログラムされていたんでしょうかね。

 

介護の苦しさを打ち明けられたら公的な相談機関があることや知り合いの専門職の人を紹介してあげてください。小さなアクションで介護者も要介護者も双方救われることがあります。

 

いずれ自分ごとになるかもしれないのですから、なんとなく覚えておいてどこかで助けてあげるのもありですよ。声がけだけでも充分。くじけそうな心が本当に楽になれますから。