肉体のない人たちと暮らす
スピでもオカルトでもなく実家ですごすときは両親とご先祖さまがいつもいっしょにいてくれます。朝夕のおつとめと外出・帰宅時のあいさつをかかさず毎日のできごとも報告しています。当然返事はありませんがいろんな形で私にサインが送られてきます。
先日のそろそろ父の同級生の中華屋さんへ行かねばという胸騒ぎはその方が亡くなっていたことを知るサインでした。分家さんがご近所の冠婚葬祭の連絡をくれますが全部把握しきれるものでもありません。うちの地方ではお悔やみをいただいたその方に不幸があればお返しするというしきたりです(香典返しとは別)
祖父の代から続くピアノ教室の大家さん業も今年で50年になります。3代目大家さんとして教室・駐車場整備、備品補充、管理会社との連絡など不在でも運営できるようにしつつ帰省している日は生徒さん保護者さんにご挨拶し、講師さんに近況報告を受けます。レッスンを聞きながら庭仕事ができるのは恵まれた環境ですね。寝転んで講師さんの声楽を聞けるのは大家さん冥利につきます。
隠居生活のような2拠点暮らしは地域の皆さんの協力で成り立っています。