人口1億人の多民族国家
大東文化大学で教鞭を取る小高泰先生からリアルなベトナムの姿を教わり現地の食事を楽しみました。先生はベトナム北部出身のお母様と日本人のお父様とのあいだにサイゴンで生まれベトナム戦争後はフランスで暮らし東京外語大を卒業後はベトナム留学を経て大使館のお仕事などされ現在に至ります。
先生の著書↓↓↓
若い女子にとってベトナムは雑貨や料理が映える可愛らしい場所という認識かもしれませんが、私の年代だとリアルにベトナム戦争を知っていて本田勝一さんの書籍で悲惨な戦争写真をなんども見ていて捉え方が違います。それと映画プラトーンの影響もありますね。
先生がフランス在住のころはパリにインドシナ系の人が暮らしベトナム人コミュニティができていてフランス語もはなせたお母様はちゃんと順応されていたそうです(お父様も外語大仏文卒)そしてベトナム食材店が豊富だということ。気候が違っても食材が手に入れば暮らしやすいですよね。しかしベトナム現地では富裕層を排除したため味覚が忘却してしまったのだそうです。戦争で人命のみならず料理を含む文化も失われたのですね。
交流会では米粉のフォーや孵化寸前の茹で卵など現地の料理をご馳走になりました。おはなしを聞いたのがコロナ前かよっていた書道教室の部屋でなんとインスタで繋がっている方もいらして不思議な夜でした。