あれは父の化身だったか
ターミナル駅で電車を待っていると高齢男性に「〇〇行きはこれでいいんですか⁇」と聞かれました。似た駅名が2つあり最終目的地を訊ねると〇〇というので沿線ついでなのでご案内することにしました。水道料金が振り替えにならず事務所まで支払いにいくのだとか。振り込みのほうが交通費より安いのでは⁇と思いましたが用紙をどこかにやってしまったとか高齢者あるあるなのでした。
電車で私の身の上などはなすとなんと78歳の元ケアマネージャーさんだということが判明しました。遠距離介護していたことを「よく頑張りましたね」とねぎらってくださいました。水道局の事務所への行き方を電話で聞いたそうですが検索できないのかポケットには立派なスマホが入っていました。どうやら電話としてしか使えていないとのこと。もったいない。
日暮れの早い師走の夕方17時まで到着できるのか心配で「ご一緒しますか⁇」と訊ねると大丈夫ですとのことでしたので途中下車して帰宅しました。私がどんな対応するかあれは父の化身だったのかもしれませんね。ちゃんと水道局へ行けたかな。