まさかここにつながるとは
田舎の広い庭で育ったせいで人より花や樹木の名前を知っているのを驚かれたりしましたが特別なことじゃなかったんですよ。興味があったからではなく共生しながら覚えたという感じです。小学生時代の通知表に「花の名前をよく知っている」と書かれたぐらいで逆になんでみんなは知らないのか不思議でしたね。
祖父が定年退職後に京成バラ園から苗木を仕入れて120株もあるバラ園を自分で造成しました。うちを屋号で呼ぶ人はおらず出前の注文もいまだに「バラ園ですけど」でとおります。地域で認知されているんですね。よく考えたらすごいことです。
しかし庭木の手入れというのは見るとやるでは大違い。父の突然死でまったく手入れ方法など教わらずにいた私は好き放題伸びてジャングルのようになる樹木でノイローゼになり体調を崩すほどでした。手はずっとバネ指と腱鞘炎のままで治療を続けています。シーズンごとに業者さんに委託しそれでも追いつかないところは分家の叔母と手分けしながら作業し園芸名人への道を歩いている途中です。