逃れられない立場
田舎の本家の家督としてつねに品行方正を求められ心も行動も制限があって若いころはとても苦しかったものです。しかし母が認知症になり父といっしょに介護するようになり少しずつ変化してきました。家族の誰かが病気になると歯車が狂うとはよく聞きますが相互補完するようになるとは思いもよりませんでしたね。
片道400kmかよって介護とゴミ屋敷片づけするのは大変でしたが長年の家庭内の澱みを一掃するよい機会ではありました。2人を見送ったあとも地獄のような相続事務に翻弄され体調を崩してしまいましたが費やした時間や労力は確実に私の土台となっているようです。
今年もさまざまな人の助けを借りながら2拠点で暮らし樹木伐採や水抜き栓など大きな工事も施工できました。なによりピアノ教室が開業50年を迎え新しい講師さんと生徒さん(同級生の娘さん)を迎え入れることができました。友達がよき家庭人になっていたのが嬉しいかぎり。お子さんを見ればわかります。奥様もとてもしっかりした方で幸せそうです。
法名碑。私の名前を掘るスペースがない（笑）↓
そんな経緯をお墓に語りかけお陰様で楽しくすごせていますと報告してきました。法名碑の初代のご先祖様は天保の大飢饉で亡くなったのかななんて想像し友達のおうちのお墓参りもしながら帰宅しました。みなさまもよい年の瀬をお過ごしください。
