贈答品に中元・歳暮などの熨斗紙(のしがみ)をかける風習は普通にありますよね。
その贈答品の意味が一目でわかる便利な文化です。
ふと疑問が湧き上がり中国にも同じ風習があるのかどうか中国語の先生に訊ねてみました。
すると「???」な反応でした。
熨斗という文字を初めて見たとのことでした。
熨斗はもともと干して伸ばした鮑が使われていたそうです。鮑は長寿を意味していたので縁起物だったんですね。
熨斗はアイロンの意味で現地で普通に使われているようです。日本でも古くは火熨斗といわれていましたね。
そこから祝儀不祝儀袋の水引きの話題へ移り、こちらは先生も理解されていました。
起源は遣隋使小野妹子までさかのぼり、貢物に紅白の麻紐がかけられていたことから、らしいです。
双方の文化の違いや由来を知ることのできる、中国語レッスンの時間が私は大好きなのです。