介護していた頃にこの存在を知っていればなぁ、という便利グッズがあとからあとから出てきます。
もとからあったにせよ当時は日々のお世話に必死で調べたり検討する余裕がありませんでした。
I.D.タグに個人情報を刻印したネックレスがあるのは知ってましたが、首に下げたキッズケータイを意地でも外してしまう母には不向きだと判断しました。
たび重なる徘徊に悩まされていたころ玄関や窓を二重、三重ロックにしていましたが、それでも外して出ていくのでした。
もし事故にあったらどうしよう
それより事故を起こしてしまったらどうしよう
認知症だからと逆走事故や線路内に入ったなどで迷惑をかけた場合、社会はわりとクールで損害賠償を請求されます。
加害者になる可能性もある
いつもヒヤヒヤしながら暮らしていました。
首に下げた携帯に自宅の番号を書いていて助かったこともありました。
私の友人がスリッパで徘徊する母を見つけてくれたこともありました。
そのうちアルツハイマーの症状が進行し外へ出ようとしなくなりました。
先日知った個人情報を刻印できるブレスレットはまだ高価ですが、自由に外出できる頃から身につける習慣があれば行方不明になってもすぐ身元を割り出せます。
父の日のプレゼントにもいいかもしれません。