のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

前に進もうとすると後ろからスカートの裾を踏む人がいる

ドリームキラーか

昔、田中真紀子さんが参考人招致だったかでいっていたので印象に残っています。「前に進もうとすると後ろからスカートの裾を踏む人がいる」と。小泉政権のころ鈴木宗男議員とバトルみたいな構図で台本なしの素晴らしいスピーチでした。さすが田中角栄氏の御令嬢です。

 

どんどんやれ自由に羽ばたけと煽るわりにいざ私が好きなように振る舞うと自分たちの都合に合わない、リスクを伴う、コストがかかるなどの理由でさまざまな苦言を呈する両親でまさにスカートの裾を踏まれた格好でした。というのも地方のちょっと古いおうちで本家の家督である私が外へ行ってしまうと自分たちが困るからなんですよね。

 

そもそも私は長女でもひとりっこでもないのになんで⁇と疑問ですが両親のなかでは幼少から私に白羽の矢を立てそういう立ち位置で育てられてしまいました。それを鵜呑みにし妥協点の擦り合わせで生きてきた私はある日すべてがバカバカしくなり居場所も教えず遠くへ転居しました。

 

そこから自由になれたかといえばなれずつねに心が晴れない日々を過ごすことになりました。よく嫌な環境から逃げてなんてアドバイスがありますが逃げ方によってはよけい辛くなるケースもあります。真正面から親と向き合ったところで徒労におわる率も高くむしろ消耗するだけでこのまま知らんふりがベターだったり正解はありません。私の場合は母が認知症になり介護することで解決したような形に落ち着いたのです。というかはじめからそういうシナリオだったのかもしれませんね。