まさかお宅も⁇
地方と都会の2拠点暮らしをしていますが地方の実家の維持管理のため片道400km毎月往復しています。母の介護時代は父が健在で私がいなくてもそこに暮らすだけで風通しもよくいい感じでした。しかしふたりを見送るとピアノ教室を賃貸している日以外は締め切りの部屋もあり空気が澱んでいきます。なるべく間隔をあけずに行き来するのが家が傷まないコツですがなかなかね。
都会にいるあいだは日替わりで鍼灸、ネイル、歯科、漢方クリニック、美容院などメンテナンスで埋まり自由時間がそんなにあるわけじゃありません。久しぶりに担当してくれたネイリストさんがご両親が地方の祖父母の家の管理にまめにかよっているとはなしてくれました。
しかもうちの近県で冬場の雪かきや夏場の草刈りの大変さをよく理解していました。祖父母はふたりとも施設に入所したため空き家になってしまい放置するわけにもいかずご両親にとって負担なようです。地方は地域社会とのつながりもありそこを雑にするとなにかあったとき助けてもらえないとかあるあるです。日頃から「ちゃんとしてますよ」のアピールが大事です。

ネイリストさんはひとりっこで現地にいとこがいるそうですが祖父母の家をリフォームしてまで暮らしたいかどうかは不明だそうです。若い人は便利でおしゃれな都会が好きでしょうからね。なんだか数年前の自分をみているような気がします。介護のため頻繁に往復しいつもクタクタでしたいこともできず行きたい場所へも行けずこまぎれの自由しかありませんでした。
住宅政策の失敗で空き家はますます増えていくでしょう。少子化も拍車がかかり人口減少なのにまだまだ新築信仰は根強く残ります。今あるものをいかに利活用するか他人事じゃなく考えていかなきゃいけませんよね。