別によそのお宅の事情なんてどうでもいいんですよ。
友人が高齢親の介護のために実家に戻ってきて同居して、ヘルパーさんや施設も使わず閉じた空間で過ごしていることが不思議でならないのです。
いつでも行き来できるから、わざわざ連絡先を聞いたことはなかったのですが改めて訊ねてみると「スマホって何⁉︎」といわれて、これは教えたくないのかガチ天然か判別できませんでした。
私は休みのあいだ暫く実家に滞在してるからお茶でも飲もうよ、と誘うと「じゃいそうな時、行ってみる」って。
いやいや、不在だったら空振りでしょ、それを防ぐために連絡先教えてといってるんじゃないの。
あなたに連絡したい時はイエデンにかければ繋がるの?と聞くとそうだという返答。
友達いないのかな。
いつかの時代で止まったまま、親のいいなりに年齢を重ねてしまったのだろうか。
私だって人のことはいえないけれど、このパターンだけは避けないとまずいぐらいの感性は持ち合わせてますよ。
だって介護はいつか卒業する日がくるんだもの。
ご両親は娘に幸せになってほしくないのかな。同居は別に構わないけど、彼女のプライベートやこの先の人生にまで想いが及ばないのかな。
資産家だからいいのだけれど、これといった仕事をするでもなし、携帯も持たせてもらえず、親の介護と用事と親戚間の連絡係をして最後は一人になってしまう。
一度社会との接点をなくすと、なかなか外に出づらくなるんですよ。
私もそんな時期があったのでよくわかります。
次に彼女と話す機会があっても、おそらく言語が通じなさそうだし、本人がそうしたくてしてるんだろうし余計なことはいわないでおこう。それこそ大きなお世話でしかない。