冬に出る症状は夏のうちに治しましょうという意味ですね。
夏至を過ぎてから小暑、大暑、立秋にむかいつつある今はとっくに夏本番なんですね。
この陽(よう)の時期に体内に溜まった陰気(冷え)を駆逐しようという考え方が冬病夏治(とうびょうかち)です。
え、まだ梅雨時なのにもう冬支度を考えなきゃいけないの?
と思いますが、養生の基本は先の季節を考えながら過ごすのがポイントできょう、あすのことだけに対応するのではないのです。
とくに女性に意識してほしいのは私もそうなのですが自分の身体の冷えにきづかないことです。
夏はふつうに暑いし汗もかくから薄着で涼しい部屋で過ごしてまめにシャワーを浴びてかき氷やそうめんを楽しむ。
私も若いころそうでした。
しかし中年以降体調がすぐれず東洋医学を学んでからは涼むと冷やすを間違えないように気をつけています。
具体的にどうすればよいか
①冷たい飲食物を摂らない
②早起きする、徹夜しない
③早めの水分補給
④寝具・室内に湿気を溜めない
⑤清熱(苦瓜、緑豆)利水(スイカ、きゅうり)の食べ物を多く食べる
⑥湯船に浸かる(足湯)
どれも目新しいことはなくふ〜ん、という感じですが改めて意識すると特に冷たいものを食べないのは難しそうです。
しかしやっていくうちに慣れるもので私はこの数年でアイスコーヒーのがぶ飲みから卒業しました。
身体を温める紅茶を通年飲んで生野菜のサラダやアイスクリームやビールもほとんど摂りません。
すぐに効果のでないことはやめてしまいがちで目先の楽しみを優先したいところですが、習慣になるまでちょっと気をつけてあげましょう。
近未来の自分のために今日を過ごしてみませんか。