寝ずになにかするなんて無理
私が幼少の頃は高度経済成長もあり寝ずに働いてくれた人々のお陰で多くの恩恵を受けられました。寝る間を惜しんで仕事をするのを美徳とする風潮は当時からの名残りでしょうか。
むかし母にきいてみた
フルタイム仕事・育児・家事・義両親の介護などフル稼働だった母に「好きなことをする時間はどう捻出すればいいのか」と訊ねたところ「寝る時間を削るしかない」という答えでした。
睡眠負債
近年いわれるようになり、いかによく眠るか重要性が語られるようになってきました。
夜は陰の時間帯
東洋医学で夜は陰の時間帯で血(栄養)や水(水分)が作られアルツハイマーの原因になる脳のゴミ掃除がされるといわれています。
本来なら昼間に消耗したものを回復・修復する貴重な時間帯を眠らずにいればどんどん老けますよね。まともな判断力も失うのではないでしょうか。
いつも不機嫌だった母
寝不足でスッキリしない頭だとものごとを悪く捉えがちです。多忙すぎる日常に追い立てられ自分のことは後回し、そんな母を父はまるで理解せず不満を溜めるというループで私は愚痴箱にされていました。
私からも距離を置かれ孤独を極めた母は本音を話せる相手もなく、睡眠負債を抱えアルツハイマーを発症しました。
好きに生きたほうがいいよ
周りからこう思われるから、という理由で無理な生き方を選ぶ時代は終わりました。最終的な責任は自分にあります。自身を丁寧に扱い心地よい暮らしを選んでいいと思いますよ。くれぐれも寝不足で寿命の前借りなどしないように。