日本のなかの中国
読書のスピードがあがってきたので忘れないうちに書いておきます。爆買い、マナーが悪い、声が大きい、タワマン所有などなにかとマイナスイメージの強い中国の方々の現状を読んでみました。
在日中国人は80万人もいるそうでちょっとした地方都市なみの人口ですね。私は叔父が満洲からの引き揚げ者で現地の人々のおかげで生きて帰ってこれたと聞いておりますし、中国語を教わっている先生たちもみなまじめでよく勉強していて尊敬してますからおおかたの日本人が抱く中国人のとらえかたと異なると思います。それを現地駐在の方にはなすと「あなたのまわりはたまたまそうなだけ」といわれましたが(笑)
この本によると日本語がほぼ喋れず中国人コミュニティのなかだけで充分用がたりる現状が取材されています。私のリアルな知り合いたちとは違いますね。本書で紹介されているミュージシャンの方はクォーターで実際お会いしたこともありバイリンガルでした。両方の言語に精通していれば密なコミュケーションがとれて人生楽しめそうです。
しかし日本人の知らないところで中国人だけで構成されるSNS経済圏があり、困りごとの相談や日本で手に入りにくい食材の売買やお子さんの進学アドバイスをもらったりそのなかだけで暮らせる仕組みがあるそうで驚きです。せっかく日本にいるのにその土地の言語を使えないなんてもったいないと思いますがね。そういえば私もそのWeChatグループに加入していました。たしかに求人情報とかいろいろ書かれています。
私はグループの全員と面識があるわけではありませんがおそらく富裕層といわれる人もなかにはいるでしょう。日本のお行儀のよい暮らしはすぐ飽きて毎日ホームセンターで工具を買ってきて棚をつくったり釣り堀で終日すごして暇つぶしする人もいるそうで羨ましいやらなんやら。私たちとは接点がないためそういった彼らの暮らしを知る機会さえありません。この国に増えている中国人と簡単なコミュケーションがとれたら相互理解がすすむのでは⁇と思い中国語を習っていますが亀の歩みです(笑)
