歯周病と糖尿病や心疾患の関連など一般にも知られるようになってきました。
自分には関係ないやと思わず大切な歯を丁寧に扱う習慣をつけるといいですよね。
まだまだ日本のオーラルケアが徹底されていないのは国民皆保険のせいなのかわかりませんが、私が幼少の頃の歯科治療などいい加減もいいところでした。八重歯が可愛いなんていわれていた時代です。
昨今は矯正からホワイトニングまでかなり意識が高まっています。
オーラルケアで未来が変わると思うのは認知症の母の歯磨きで困っていたからです。
認知症の人は上手く喋れないまたは言葉を発せない人が多く、痛みや不具合を理解されないのです。
母はいつ作ったのかわからない合わない義歯でかなり嫌な感覚だったろうと思います。
ぐらぐらの自分の歯が気になって常に舌で触っていました。
いつ抜けるかわからない状況を歯科医に相談しても「丁寧なブラシで様子を見ましょう」といわれるばかり。
私は友人のお母様が小さな義歯を誤飲したことによる誤嚥性肺炎で亡くなったので神経質になっていました。
階段だらけで和式トイレの歯科に見切りをつけ、施設に訪問してくれる歯科医師に相談するとグラグラを抜歯して新しい義歯を使ってくれました。
そのつど付き添いのため施設へ行かなければなりませんが、私と父でなんとか都合をつけていました。
噛むことが認知機能の衰えを予防するともいわれています。
定期的な歯科受診は虫歯予防にも脳の老化防止にもいいでしょう。