中年になっても実家の子供部屋で暮らす男性が話題になっているようですが、私の30年来の友人がまさしくこれに当てはまります。
かなり流行を先取りしていたんですね。
様々な不満を持ちながらも便利な実家からけして出ようとせず、というより出て行くという思考すらないようでした。
そんな彼も所帯を構えたとき一度だけ外に部屋を借りて出て行きましたが、なんだかんだと理由づけをして戻ってきました。
そして連れ合いと自分の母親との折り合いが悪く困っているだの、自分との関係がうまくいっていないだの文句をいいつつも打開策を見つけるつもりがさらさらないことを私は知っていました。
なにしろ大人同士で飲んできるときに母親が今日の夕飯がいるかどうか電話をしてくるぐらいですからね。
親の家の子供部屋に暮らすというのは子供のままでいいということなんだと思います。
けして介護目的とか老いた親を支えるなどの意識ではありません。
仕事もしているのだから立派な大人といえばそうかもしれませんが、母親と配偶者との冷戦に耐えられず結果連日飲み歩くことになります。
よそに居場所を見つけたほうがいいかもしれませんね。