祖父の代からピアノ教室の大家さんをしています。
夏の発表会は生徒さん、ご家族様、講師さん、管理会社の皆さんにとって習い事の総括となります。
春ごろに会場が決定しプログラムが出来上がって生徒さんは課題曲の仕上げに入ります。
並行しながら講師さんも連弾や声楽などを披露するため練習しなければなりません。
なん十年と延々繰り返されてきたイベントですが、生徒さんも講師さんも入れ替わりますからね、見どころが毎年違うのです。
私が習っていた当時は地元の公民館が会場で、その時あまりのうまさに驚いた同級生が私の教室で講師を務めてくれています。
未来がどうなるかなんて本当にわからないものです。
昨日リハーサルにレッスン室を利用してくれた生徒さんはきちんと弾けていました。
ご両親、おばあさまも会場入りしてくれてご挨拶もできました。
当時の自分を思い出したりドレスアップした生徒さんの可愛らしさに目を細めたり講師さんの連弾に聴き入ったり濃厚な時間を過ごせました。
なんとなく引き継いだ教室を運営していますが多くの方に支えられてやれています。
日頃の裏方作業は晴れ舞台を聴きに行く種蒔きと思っています。