のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

母の気持ちがよみがえる

あのときこうだったのか

あるときからどうも母と合わなくなり距離をおきはじめました。自分に都合よくこうなってほしいという願いを一方的に押し付けてくるのが耐えられなかったんですね。母はかなりの我慢や忍耐を自ら選びその見返りをどこかで求めていたのかもしれません。自分を犠牲にしてきたのに私が離れていくなんて考えたくもなかったでしょう。

 

認知症になり私が介護にかよいひとまず願いは叶ったのかもしれません。当時は片道400kmの往復だけでヘトヘトで魔窟のようなゴミ屋敷片付けと介護を並行しながらピアノ教室の運営やバリアフリー改修の打ち合わせもしていました。自分の体調もままならないなかよくやったと思います。

認知症になり和解できた↓↓↓

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「親家片」がなぜしんどいのか。ひとつひとつの判断が想像以上に頭を使いとても消耗するから。何年もとってあるガラクタにも母なりの思いがあり処分できなかったのでしょう。かといってそれをすべて私に押し付けられてもねぇ。あの時着てた服だとか買いだめで安心していたのか大量の洗剤や作ったまま放置の梅酒とか捨てることすら難儀なものがどんどん出てきます。

 

不足が怖くてとっておいたものの存在すら忘れ処分方法もわからなくなり先回りして備えていたものがすべてゴミになっていくなんて。人によっては向き合うのが苦しい、仕事との兼ね合いで片付けにさく時間がとれないなどで業者さんに頼む人もいますがそれもありですよね。私は新幹線で毎月かよいながら大変でしたが当時の母の思いを確認しながら作業できてよかったです。今だからいえるんですがね。