住んでる設定
認知症の母の介護から2拠点暮らしをして10年超えになります。はじめは完全自立の父に私がいないあいだの家事などお願いしていましたが両親とも旅立ち遺された私が田舎の広い庭や家屋、大家さんをしているピアノ教室の管理をすることになりました。
管理のなかには近隣のおつきあいも含まれこの目に見えない関係性が実はとても大事だったりするのです。都会の人にはわからない感覚と思いますが接点のないあいだがらでも誰かをとおしてうっすらつながっているなどあるあるです。とくに私はピアノ教室を主宰しているため生徒さんや保護者さんが私の知らない場所でなにかおはなししていることも想定できるわけです(よい評判であることを願う笑)
ピアノの生徒さんや保護者さん、講師さんが出入りしてくれるおかげでいつもなんとなくいる設定でとても助かっています。ただそれを可能にするため日頃からのコミュニケーションを密にする、接する回数を多くするのが大事になってきます。結局は自分のためなんですがね。
お隣さんとは親同士が友人でそれぞれが亡くなったあと子ども同士で仲良くさせていただいています。空き家にしないためまめに帰省しご夫婦で野菜づくりを楽しみうちの叔母とも畑から声がけしあう関係性で私の耕運機をかわりばんこに利用してくれています。こういうのがね、お金じゃ買えないんですよ(非地位財)
耕運機のお礼をいただく↓
安心できる複数の居場所は時間をかけて手に入れるよりなくタイパコスパでばかり判断しているとむしろ失うものもあるかもしれません。