自分のことほどわからない
妖怪のような若さの父が突如おかしなことをいいだしこれはただごとじゃない‼︎と要介護5の母を在宅介護しつつ何ヵ所も検査につきそう生活がはじまりました。脳神経外科で血流改善のお薬を処方されヘルパーさんに報告すると「もう1ヵ所行きなさい」とアドバイスされました。しかし物忘れ外来の初診は予約が取りづらく待つあいだも不安でいっぱいでした。
400km離れて暮らす私の往復段取りもあり、予定をさっさと組んでしまいたいけれど画像撮影の日程〜読影までまた待たされものごとが進まない苛立ちで鬱々する日が続きました。そのころから胸に砂が詰まったような感覚で空腹を感じなくなり激やせしました。
これは疲れからきてるんだから休めば大丈夫、ここを凌げば父の治療と母の介護をヘルパーさんとデイサービスとショートステイを利用しながらやれるはず。と思い込んでいたもののそうはいきませんでしたね。すでに限界値を超えていましたから。友人には昼間から居酒屋に呼び出され「総合病院で検査しなさい。何曜日に行くの⁇行ったらLINEで報告して」ときつく説教され従うことにしました。
3ヶ月前に胃カメラしてるのにまた検査して異常なし。そこではじめて機能性ディスペプシアという病名を知りました。特に治療方法が確立しているわけでもなくそれっぽい処方薬で様子見するよりなく泣きそうなほど辛くて苦しい日々がはじまりました。