のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

老いをデザイン

どう老いるかなんて選べない

私の父がいっていた言葉です。老後は母にお世話してもらう気満々でしたがそうは問屋が卸さなったようです。父の世話などもうしたくない母はさっさと認知症になってしまいました。両方の親を介護して見送り仕事も育児もして自分を解放する時間がありませんでした。

 

他人のために自分をすり減らし己を大切に扱えなかった母は常に愚痴や悪口で私を無料の愚痴箱にして私からも距離を置かれてしまいます。聞いてくれる人がいないと孤独を買い物で埋めるようになります。何年間も毎日洋服を買っていました。つまらない雑貨を見ただけで即買いしていました。結果ゴミ屋敷の完成です。その尻拭いに何年も要し相当消耗しました。

 

正直家ごと焼き払ってしまいたいぐらいでした。実家は東日本大震災の被災地なのでその時全部なくなればよかったと思うほどでした。災害でも起こらない限り片付くことなどない。自分で後始末もできない掃き溜めにしておきながら責任も取らないなんてひどい話ですよね。父の言葉どおりならどう老いるかなんて選べないかもしれませんがある程度身じまいはできるはずです。判断できかねるものを残された身にもなってみてください。処分か残すか人に譲るか決断するのがどれほど疲れるか。年末年始帰省する方は親御さんとよく話し合ってみてほしいのです。