のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

アルツハイマー型認知症

いつも先回りするのが介護

食事も排泄も介助が必要な母でしたから、デイサービスに行っているまたは寝ているあいだに調理や掃除洗濯などの家事、買い物を済ませていました。 母が家にいると見守りが必要でなにもできないからです。 朝9時に送り出して16時過ぎに帰宅するまで意外と時間…

サービス利用は介護放棄じゃないよ

老老介護だと連れ合いのお世話は自分がやらなければ‼︎と思い込んでいる人が多いかと思います。 うちももれなくそうでした。 しかしちょっと待ってください。 何のための介護サービスですか? 自分ひとりでなにもかもお世話できますか?自分の薬じゃないのに…

ほしければなにか手放そう

両手がふさがったままなにかを欲しがっても持てませんよね。 ゴミだらけで魔窟のようだった実家で殆どの家具・家財を処分したらバリアフリー改修ができて室内も車椅子移動できるようになりました。 高齢親のあれもいる、これもいるを間に受けていたら足の踏…

こんな些細なことが嬉しいなんて

介護中は16時過ぎに母がデイサービスから戻ってきますから夕方に自由時間など持てませんでした。 せいぜい夕飯前にテレビを見ながらお喋りする程度です。それも母は理解できず反応がありません。 本人も手持ち無沙汰で仕方なかっただろうと思います。 先日の…

ケア友の理想とは

いっとき在宅介護や終末期医療のセミナーなどに通ってなにかしら掴んで帰ろうと必死でした。 いってみれば正解がないのに答えを探していたようなものでした。 在宅医療に携わる著名な方のトークイベントで質疑応答できる機会がありました。 医療・介護職もし…

歳をとると頑固になるものなのよと諭される

介護中の人と話すと親が強情で頑固だから介護そのものよりメンタルが辛いと話題になります。 それ、よくわかります。 場合によっては「誰に向かっていってるの‼︎」などと罵倒されたりもしますしね。 いやいや、できないことをお手伝いしてるんだからちょっと…

自由時間はなにしたい?私は手ぶらで楽しみたい

帰省のペースは介護中と変わりません。田舎の広い庭の管理や雑務が山のようにありますから。 ただなかなか進まない事務作業や平日しかできない金融機関周り、繋がらない問い合わせなどで土日祝は買い物や掃除ぐらいしかできません。 しかしそれも本気でやり…

雑談は気晴らしにも時として新しい知識にも

帰省すると地元のお店に食事に行きます。 すると行った先々で介護の話題になります。 私が長年介護に通っていたことを知っている人は安心して親の行動にイライラさせられることを打ち明けてきます。 喋ってしまえば案外楽になれますし、私もついこないだまで…

気掛かりを減らして気の詰まりを解放

父が20年通っていた眼科にご挨拶に伺いました。私もいっときお世話になっていて緑内障のハイリスクグループですよといわれていました。 父は60歳の人間ドックまで酷い頭痛の原因が緑内障と気付かず手術になり、その後もずっと通院していたのです。 私も強度…

お札で支払いするようになったら要注意

認知症の初期だと細かい小銭を数えるのが面倒もしくはわからなくなるんですね。 少額の買い物でも毎回お札で支払うのでお財布の中は小銭だらけに。 小銭がたまると缶などに移したりしてまたお札で支払います。 これに早めに気づければ初期の認知症として治療…

自分のツキを実感できた日

母が腰椎の圧迫骨折で救急搬送されたとき、実家はゴミだらけで担架を出せずに裏窓から搬出しました。 最寄りの救急病院は午前中しか受け入れしないと電話で確認していて、ぎりぎりで救急車を呼んだのに間に合わなかったらどうしよう⁉︎ もう泣きそうになりま…

認知症を闘病と表現することに違和感

テレビで芸能人の方が認知症になり闘病生活を送っているなどのナレーションを耳にします。 闘病という言葉に違和感があります。 私としては闘うより受け入れる病という認識だからです。 いろんな考えがあっていいと思いますよ。 でも現時点で治らないのです…

その情報ほしい人いるのになぁ

以前よく通っていたケアラーズカフェ(介護している人が集うカフェ)で、脳出血の後遺症で寝たきりになったお母様を20年近く在宅介護している方と知り合いました。 聞けば痰の吸引や摘便まで自分でやれるようになり、自治体の看護師さんたちが見学にくるほどの…

ケアラーの命綱、給水ポイントで生き返る

毎月アイブロウサロンとネイルサロンでプロにお手入れしてもらいます。 老眼でピントが合わなくなり額の産毛や眉の型取りがうまくいかないうえ骨格に沿った毛流れが把握できません。 ネイルはジェルだと長持ちで繊細なアートや3Dのお花を載せることも可能で…

認知症になると料理ができなくなる

母がまだアルツハイマー初期のある日、レトルトのおでんを夕飯にしようということになりました。 鍋で湯せんするだけですから簡単です。 レトルトは小さな大根や竹輪が少しだけ。なんだか夕飯のおかずにしては寂しいものでした。 それだけじゃ足りないと思っ…

身体のサビが認知症を引き起こすらしい

またまた芝浦工業大学さんの講座に参加しました。 今回のテーマは「身体の錆が認知症を引き起こす」というもので、アルツハイマーの母を10年介護し軽度認知症と診断された父を見送った私にとって非常に興味深いものでした。 老化の原因には諸説あって有力な…

友人のテレビ出演が我が事のように嬉しい

ケアラー(介護者)の友人がNHKハートネットテレビに出演しました。 たまたま立ち寄ったカフェで、若年性アルツハイマーの奥様を見送ったばかりの方と知り合ったのがはじまりでした。 奥様のお別れの会で配布された娘さんが書いた漫画をカフェの常連客で回し読…

葬儀の流れおまとめ(宮城県版)

自宅で枕経や納棺を済ませ、お通夜前日までほとけ様と添い寝します。 毎朝お膳とお団子を新しくします(惣菜で充分です。動物性のものは避ける。お団子も冷凍のが売ってます) 葬儀社さんと葬儀のランクや香典返しの品と通夜振る舞いの料理、数、金額など打ち…

インフルやノロに罹患すると自宅待機させられる高齢者

母がショートステイ(お泊り)を利用していた頃、介護施設から連絡があり「インフル発症したようなのでお迎えに来てください」と連絡がありました。 ええっと家で見れないからお願いしてるんですけど? しかも年末年始で私も偶然帰省していたから対応できまし…

どんな介護スタイルにするか選ぶのは自分

親に介護が必要になったから同居してお世話をする。 またはヘルパーさんやデイサービスを上手く取り入れ月に何回か通って自分の生活をあまり変えずにお世話する。 どちらもありでしょう。 いずれを選ぶにせよ決めるのは自分であり、己との対話ができていない…

2年続けて相続事務に忙殺される

帰省から自宅に戻ってようやく母の年金停止の書類に取りかかりました。 父のときも経験しているから今回はさほど大変じゃないだろうと思っていたら、最後の最後に介護施設の署名捺印が必要だとわかりました。 昨日戻ったばかりなのに。 母が暮らしていた施設…

母の入所施設へご挨拶に

去年の9月に母の容態が急変して介護施設を慌ただしく退所しました。 入院先のドクターがもう施設へ戻ることはないと判断したため、簡単な書面を出して1年にも満たない施設での生活が終了しました。 母の個室のタンスや衣類などはそのまま次の方に利用しても…

母から財布を取り上げたタイミング

買ったことを忘れてますからね、今日ボールペン10本買っても翌日また同じだけ買ってきます。 ノック式ならまだしもキャップ式のボールペンを使ってそのまま放置してたらいずれ書けなくなります。 叔母が「お湯で温めるとインクが出るようになるよ」って。 あ…

年末年始介護施設が休みだと家族は困惑

あるあるですよね、介護の年末年始問題。 母の通っていた施設は1ヶ月前に日程を組んでしまうため、数年前のお正月は大晦日からずっと在宅する予定になっていました。 当時のケアマネ曰く「ご家族と過ごされたいかと思って」 あのさ、昼だけでオムツ替え4回に…

デイサービスの送迎車が帰ってしまうと途端に不安に

夕方5時ごろデイサービスの車がやってきて母を降ろすと次のお宅へ向かいます。 ひととおり今日の出来事や母の状態の報告を受けて、介助しながら自宅へ入るとそこからはすべて家族だけの責任になります。 これがもし母と2人きりだったら私はどうしてよいかわ…

介護は感情労働

なんだか介護職の方たちを低く見るような風潮を散見しますが気のせいでしょうか。 外国人労働者の雇用問題でもたびたび取り上げられますが、異国の地でハンディある人を相手にコミュニケーションしながらお世話している様子は本当に頭が下がります。 実際私…

免許返納しても自動運転があれば救われる⁇

今年も芝浦工業大学さんの講座に参加しました。 自動運転システムは私にとって他人事ではないテーマです。なぜなら認知症の親の免許返納で葛藤があったからです。 現在進められている自動運転システム研究は交通事故死を減らすためで、車両同士だと出会い頭…

遠距離介護に必要なのはポケットのたくさんある上着

いつも大きな荷物を抱えて新幹線移動します。 楽しい旅行ならいざ知らず母の介護という使命があっての移動ですからね、時間を間違えてえへへじゃすまないわけですよ。 現地と気候が違うため調節着やひざ掛けにもなるストールや帽子・手袋などの小物、切符や…

弱いって早めに認めたほうが楽だよ

以前、介護の辛さをきいてほしさにケアラーズカフェに通っていました。 しかしそこは60超えたいい大人の愚痴の掃き溜めでがっかりしました。 そもそも期待したのが間違いだったのですが。 連れ合いが認知症になった男性がしきりと行政への不満を訴えていまし…

突然死に予兆がないわけじゃない

父が突然死して1年過ぎましたがまったく予兆がなかったわけではありません。 高齢ですから多少のなにかしらはありますし想定内と思っていました。 父は定期検診を欠かさず健康管理も人一倍気をつけていました。 母を介護するようになってからはなおさらでし…