のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

仏教と私

心に余白がうまれた私に見えた景色

いつもギリギリだった 遠距離介護10年選手というと経験値だけは高いのですが年齢的に自分の心身との折り合いが難しくなってきます。 今月はなんかしんどいなと思っていても認知症の母と老々介護の父が待っているためなんとか段取りして帰省していました。準…

初詣のまえにすべきなのは

イベントのひとつなのかな 私は初詣というものに行かない家庭に育ったため新年の混雑のなか出掛ける習慣がありません。しかし近年おつきあいのなかで、どうやら大多数の人がイベントのひとつとして出掛けておみくじを引きその年を占うらしいと知りました。 …

知らなかった終戦まぎわの葛根廟事件

満洲で起きた悲劇 父の従兄弟が満洲開拓民として中国東北部に暮らしていたことは何度か書きました。1945年8月9日ソ連軍が侵攻してきて従兄弟の父親はシベリア抑留された、というところまで聞いていました。 info.dual-life.site 語られなかった悲劇があった …

老後のブループリント 妄想するのは自由だから

老後は移住もありか 中国大連市の介護居住区を見学するとそこはごく普通のマンションでした。要介護になる前から暮らせるバリアフリー仕様です。 つくりは日本のマンションと同じで浴槽がないのだけが難点。しかし介護予防のトレーニング室やプール、ヨガス…

宗派ごとの法事スタイルまとめ

地域と宗派で異なる法事 今年は両親・祖父母・親戚の当たり年で3宗派の法事に出席しました。いずれ施主になるまたは参列する方むけにおさらいしておきます。 臨済宗妙心寺派 宮城県北部エリアでは供養膳を当たり年のご先祖様の数+無縁さまの分(コンビニの…

心に雨が降ったときの漢方薬

七情 東洋医学の世界では人の感情が臓器を傷つけるといわれています。怒喜思悲憂驚恐と呼ばれる7つの感情の行き過ぎが原因だそうです。 実は喜びすぎもよくないんですね。親戚に双子の男の子が産まれたとき、お父さんが途中で車ごと田んぼに落ちたのはまさに…

食べる工夫より食べない工夫 アジアの食養生を学ぶII

お腹が空いてから食べてる? 先日の食養生セミナーの続編です。 info.dual-life.site 饮食自倍肠胃乃傷(飲食が倍になると胃腸を傷つける)と「黄帝内経」(こうていだいけい 中国古代の養生書)にもあります。 おすすめの食べ方は 断食(食べない時間帯をもうけ…

延命治療どうする?と親に聞けますか

人生会議 ポスターが炎上しているようですが親がどんな最期を望むか訊ねたことがありますか? 直接聞いてみた 私個人としては遠距離介護していたので、突然そういう状態になって混乱するのも嫌で前もって父に聞いてみました。 皆さんこういうことは聞きづら…

食べる工夫より食べない工夫 アジアの食養生を学ぶ

主治医のセミナーを聴講 担当していただいている漢方ドクターのセミナーを聴講してきました。いつも治療中によくおはなししてくださるので復習という感じですね。 エジソンのトースターから1日3食に 1日3食たべるようになったのは近代になってからでエジソン…

法事は親戚の安否確認行為

法事の重要性 日ごろ関東住まいで関西の親戚と一堂に会するのは法事や葬儀のときだけというのが現状です。今のスタイルになるまでは母の介護で宮城へ通いつつ、大阪の介護施設へも足繁く通っていました。いっときダブル遠距離介護で私自身が死にかけました。…

狡さがとおる地方の馴れ合い

積雪は毎年のストレス 宮城県の実家は何に数回の大雪で庭が埋もれてしまいます。降雪に合わせて帰省するのも困難ですから父が元気な頃からシルバーセンターさんに雪掻きをお願いしていました。 今年から委託できなくなった シルバーセンターの課長さんから突…

機能性ディスペプシア寛解までの道のり⑤

脳幹出血 お盆時期に搬送された母は点滴で顔色も良くなりましたが、翌朝片麻痺がみられるとのことで再度搬送されました。私が父の初盆で帰省しているタイミングを知ってのことだったのでしょうか。 父の検死をしてくれたドクターが担当 父が自宅で突然死して…

本家ののぞみさん 父の名代で法要に参列

満蒙開拓団で大陸へ渡った身内 戦前の国策で満洲へ渡り戦後私の実家で父と兄弟同様に育った父のいとこの法要に参列しました。場所は宮城県白石市で県北出身の私に土地勘はありません。 父から託されていた 私は本家の家督を継いだため父から親戚の冠婚葬祭お…

移住先は桃源郷か

都会でなんでも手に入った時代 わずか30年ほど前まで都会に暮らせばたいがいのものが手に入り願いは叶うという価値観でした。 楽しい場所も人も都会に集中し地方のよさは内輪の盛り上がりていどでムーブメントになることはほぼありません。 家で用事が済むよ…

ハスの根は食べても実は食べない習慣

先を見通せる レンコンは煮物、天ぷら、お味噌汁、サラダ、ピクルス、ちらし寿司など用途が広く好きな人も多いのではないでしょうか? レンコンの穴が先を見通せるなんていわれてますしね。 実もたべられるんです 日本ではあまり食べる習慣がありませんが実…

不幸中の幸いってこれか

予定外の出費がつづく 帰省のたび生い茂った雑草と伸び放題の樹木の処理にうんざりしています。 お盆前に地元友人に草むしりを頼んだものの処分を中途半端にされてしまい次回は別の方法を模索しているところです。 剪定は高所作業 シルバーセンターさんに高…

仏事慣れしても施主はヘトヘト

場数を踏めば経験値があがる 短期間になんども喪主・施主を経験しているとおのずと段取りが身体に染み込むものらしく、叔母に聞かないとわからないだらけだったのにいつのまにかひとりでやれるようになっていました。 落ち度がないかどうか 葬儀は一回完結で…

感情が臓器を傷つけるなんて 七情

ストレスで胃が痛むでしょう? 大切な商談や試験、慣れないことをするときなど不安で食欲が失せますよね。だれしも一度は経験あるのではないでしょうか。 七情 人に備わった七つの感情。 怒 喜 思 憂 悲 驚 恐は大切なものだけれど行き過ぎは関連臓器を傷つ…

塔婆供養(とうばくよう)のやりかた

塔婆供養(とうばくよう)ってそもそも お彼岸や年忌法要のさいお墓の周りに塔婆(細長い板)を立てて故人を供養することです。 生きている人の善行が故人の善行になるとの仏教の教えからくる儀式です。 今年は四人の当たり年 母の一周忌、父の三回忌、祖父母の…

喪主体験2回の私からアドバイス

喪主の覚悟 長男長女ひとりっ子の皆さん。 喪主役はある日突然やってきます。 ちなみに私はひとりっ子ではありません、かつ長女でもありません。 ではなぜ2回も喪主をすることになったのか?そのあたりはおいおいおはなししていきます。 喪主にリハーサルな…

相談できないのはなぜ?

なぜ相談できないのか自分にも当てはまるのでちょっと考えてみました。 みなさんも思い当たるでしょう? 他人の期待に応えられずがっかりされるのを思いのほか気にしている自分がいます。 それぐらい調べるなりすればいいのに、とか。 やたら自己責任といわ…

記念日反応

母の命日が近づいてきました。 大きな出来事があった日 その日が近づくとなにかしらザワザワしたりするのを記念日反応というらしいですね。 私の場合やたら幼少期の記憶が蘇ってきて、なんだかいつも不安で心細かったのを思い出します。 幼少期はいつも寂し…

仏事はダレ得

急に本家の家督を継いだため、檀家寺院とのつきあい方も引き継ぎせず喪主や施主を引き受けることになりました。 慣れた人ならとうに知っていることも、私としてはそんな細かいしきたり聞いてないし‼︎ということばかり。 檀家総出のお墓掃除ぐらいしか知らな…

左遷されたから詩が詠めたのね

現代まで親しまれている漢詩の詩人の多くはもと役人だった方が多いようですね。 当時は科挙試験に合格して官吏に登用されるという仕組みでした。 今のキャリア官僚試験のようなものでしょうか。 しかし時代の変化の中で有能な官僚でも突如地方へ左遷され、そ…

気軽なお墓まいりで母との約束を果たす

元気な頃の母は自分の両親が眠る菩提寺のお墓まいりをしてほしいと話していました。 母が介護生活になるかなり前のことを私は覚えていました。 自分のことも実家のこともわからなくなり最終的にどんな気持ちだったか推測するよりないのですが、実家の弟夫婦…

住職の言葉に撃沈 4人当たり年って‼︎

無事にお盆の棚経(檀家住職による自宅での読経)が済んでほっとしていたら、帰りがけ住職に 「お父さんお母さんが続けて大変でしたね。確か今年4人当たり年だったようですね」 と一撃をくらいました。 ちょっと待って、今年は父の三回忌と母の一周忌という認…

棚経が13日っていつ決まったのよ

檀家寺院の住職がお盆の読経(棚経)に一軒ずつ回ります。 2年前まで父に任せきりでしたからお盆のなんにちに来るのかぼんやりしか知りませんでした。 13か14かう〜ん、どっちだっけ? じゃ迎え火はいつだろう準備しなきゃ。 というわけで突如すべての支度を任…

父がケアマネの夢枕に立った

父が母のケアマネージャーの夢枕に立ったと叔母から聞きました。 なにか伝えたいことがあったのかしら? とても穏やかで満足そうな様子だったらしく、自分亡きあと母の手続きを頑張ってくれたお礼をいいたかったのでしょうかね。 ケアマネさんは父の菩提寺を…

リビング仏壇

幼少から実家に仏壇があるのをなんの疑問も持たずにいました。 会ったことのないご先祖様がなかにいるらしいと思っていました。 祖母がご飯やお水やお供えをあげていました。 増築にともない仏壇も移動することになりました。 檀家寺院の僧侶が性根抜きをし…

小遣い稼ぎで声を掛けてくる高齢者

2拠点暮らしとはいえ首都圏に軸足があり、広い庭を常に綺麗に保つ労力はおどげでない(とても大変)のです。 強風の翌日や秋は落ち葉で側溝を詰まらせないか、伸びた枝が電線・電話線に触れてご近所に迷惑をかけないか離れた実家がいつも頭をもたげてきます。 …